2014年07月22日

己に克つ。

過去にお世話になった経営者の口癖は「全ての始まりは己に克つことである」でした。そして私達の日課は毎朝の山道ミニマラソンでした。
私は脚力に自信があったため常に先頭を走っていましたが、ノリとしてはちょっとした宗教団体か右翼団体でしたね。
それでも同世代の倍近い給料で働かせてもらったことには感謝します。
そしてその後、その時の経営者の言葉は私の人生に影響を与えたのだろうか?
「お前なんか死ねばいいのに」と言葉を投げかけ、相手が本当に死んだとすれば言葉の持つ力はかなりの大きさです。
それに比べ「己に克つ」との言葉は抽象的で言葉の威力としては弱い印象です。
その証拠に影響を受けるどころかその後の私は自分に連戦連敗です(笑)

政治学者でもあり思想家としても知られた故丸山眞男氏は、「制度はすぐに変わらないが、理念や行動は変えられる。理想通りの社会の実現は永遠に無理だけれどそれでも理想を捨ててはだめだ」との言葉を残した。

どんな悪人であれ朝目覚めた瞬間はフレッシュな状態ですが、5秒もしてそばにある鏡を見れば客観的に自分の置かれる状況を確認出来ます。
そしてその瞬間の現実・事実ときちんと向き合い、更に理想・理念と共に行動出来るかがその日の24時間を左右すると言えます。

私は、走行中の車から平気で火がついたままの煙草を捨てる人間のことを悪い例としてよく話に上げます。
しかしポイ捨て野郎から見れば、浮気やギャンブルや暴力で奥さんや子供を不幸に追い込む男こそ人間のくずと考えるでしょう。
そうなると常識や倫理や道徳も主観的要素と無縁というわけにはいきません。確かに不倫などは社会的には不道徳ですが、シングルマザーの権利が増せば少子化対策の一環にならないとも限りません(さすがそれはないか)

自然にも色々あって、規則正しく昼夜が繰り返されるのも自然だし、動物が肉体的に成長する様も自然です。そして動物が成長する意味は生存環境に対しての順応性を高めることです。
人間の置かれた生存環境には経済的側面も大きく反映します。前述の経営者が言いたかったのも結局は「現実の世の中に適応して理想に向かって努力しろ」なのでしょう。成長するのが動物としての自然の姿ならば、『己に克つ』⇒『外面の成長から内面の成長へ』と言葉を替えて意識下に置く方が影響を及ぼすはず。
そして一度完成した外面が強固なように完成した内面も強固なものとなるのが自然な状態に思えます。


posted by tetsukazu at 10:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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