2014年01月31日

賭け続ける男(急)恋愛編-第3話

テツが目を真っ赤にしてあねごのところに向かったようだが、一体何があったのか?

あねご‥テツ、どうしたの目が真っ赤じゃないのよ。

テツ‥お久し振りっす、あねご。実は昨日寝てなくて今に至るです。

あねご‥あんたがわたしのところに来るってことは恋愛の相談しかあり得ないわよね。

テツ‥まーまーまーあねご、だまって聞いて下さいよ。お茶でもしながらでどうすか?

あねご‥お茶でもって言ってるけどあんたが出すどころかいつも食事代まで私持ちよね。まー出すけどね。

テツ‥さすがあねご。わかってらっしゃる。

というわけで、当然のようにあねごのおごりでファミレスでの席に着いた。

あねご‥で、今日は失恋なの?女の取り合いなの?それとも未成年をはらませたとか?

テツ‥あのね、最後のたとえばはヤバいっしょ。周りの客が一斉にこっち向きましたよ。

あねご‥ごめんごめん。あっ!そうか。喜多嶋の子供はあんたの子やったというオチなんやな。

テツ‥いやいや、はらませてないし鑑定もしてないしそもそも博打場に喜多嶋さんが来るわけないし。

あねご‥あっそう。じゃあ大したことじゃないみたいだし料理食べたらさっさと帰ってね、おっさん子供ちゃん。

テツ‥それを言うなら子供おっさんでしょ! ってそんなやりとりしに来たわけじゃないんやけど。

あねご‥はいはい、そしたら子供おっさんちゃんさん何があったか言ってみなさいな。

テツ‥中野サンプラザくん君的な? っていつまでこのノリ続けるんや!
まーええ。勝手に本題に入るわ。
関西のおしゃれモンスターのシルクねーさんは、20歳以上年下の彼氏と別れる時に「私が彼女やと彼が子供を欲しいとなった時に要望にこたえられないから…」と言ったんやけどあねごはどう思う?

あねご‥うーん、私はシルクさん全面支持ね。相手のことを考え過ぎなくても…との意見の人もいると思うけど私はシルクさんは賢明な女性やと思うよ。ただし、そうして身を引くのはとっても辛いことやし大人やし勇気もいることやから誰にでも出来るわけではないわね。

テツ‥そーですか。そしたらもう今日の話は終わりです。

あねご‥なんでやねん!どないやねん!おじゃまします!

テツ‥最後のおじゃましますは無理くりでしょ。ホンマ大阪の女はオチをつけたがるよな。

あねご‥ははー、私にダメ出しするとは大した根性やな。今日の料金払う宣言乙。

テツ‥すいません。あねご、二度とたてつきません。だから払ってちょ。

あねご‥子供おっさんちゃんさんはまだ懲りてなさそうなんで私から軽ーいダメ出し2〜3連発しとくね。
大体物事なんかわね、ほとんどは2択なのよ。右へ行くか左へ行くかの繰り返しがあるだけ。
自分で勝手に10も20も選択数を増やしてるだけで、ある意味2択の選択の繰り返しなんてバカでも出来るのよ!人生なんて所詮一か八かでしかないのよ。あんた散々博打やっといてそんなこともわからないの?
ただしね、本当のバカは2択のどちらが正解かの根拠を持たない分全部が運任せなのよ。
それとね、アンタはいつも出会いがないと言ってるけど、毎日むやみに走る位なら大阪城公園を毎日決まった時間の決まったコースを走ってればいやでも女性ランナーと親しくなれるのよ。
心の中では計算付くでも知らん顔して「いつもお会いしますね」とか適当に言っときゃいいのよ。
結局、人生は戦略と自信がものを言うし、テクニックはどんなことにも必要なのよ。
テクニックとの言葉が気にいらないなら「努力」という言葉に集約しときなさい!
後は、寂しいとか切ないとかのたまってる暇あったら家中掃除せぇやボケ!と天の声が言ってるみたいね。ホホホ。

テツ‥あれ?気分は20〜30連発なんすけど。でもいつもアドバイス助かります。あねごにはいつも世話になりっぱなしです。

あねご‥能書きはええからアンタの本業の競馬の予想でもしてちょっとは儲けさせなさいよ!

テツ‥(小声で)あのー京都第9Rの梅花賞のワールドインパクトの単勝なんかどうすかね。

あねご‥は?聞こえないんですけど。 で、何倍つくの?大きい声で!

テツ‥(大声で)1.4倍位。

あねご‥おとといこいや!


そんなこんなでさらに説教は続き、テツのまぶたが閉じかけた頃にお開きになり二人は店を後にした。
どうやらウワサではあのKちゃんにいい人が出来たとか出来てないとかだそうでテツは眠れない夜を過ごしたようだ。



posted by tetsukazu at 22:20| Comment(1) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あねごの頭の回転の早さに付いて行くのはホンマ大変やわ。

戦略の話でも次から次に例を出されたけど、男前の近くにいる複数の女の話には説得力があったな。
誰しもが納得するレベルの男前(俗に言うイケ面)の周囲に女が10人居たとして、その内の9人は毎日のようにその男を意識して近寄ろうとするのにひとりだけは無関心を装っているとの状況があるとして、男前がそのひとりに惹かれる場合も一種の戦略が関係しているらしい。
勿論、そのひとりの女が意識的に男前を無視する戦略をとったとの話なんやけど、あくまでその女の容姿が標準以上であることが前提の話になる。『前提』ありきに戦略の話をするのも当然やしその話を聞く側も前提に関する想像力をもつことが正に前提。
人と人との関係については様々な前提があるけど、最近の中高生の間にあるスマホによる通信に3秒以内に返すのが当然という風潮に関しては前提と言うより『スマホ奴隷』の印象やな。
ある意味俺も博打奴隷かもしれへんしそれがなければこの4年強の間でも女ともっと良い付き合いが出来たんやろな(泣)
スマホを通じての交信に時間的な縛りなどかけなくて良いとの前提の中でいるなめには、中高生であればトップクラスの進学校に在籍する必要があるんかな?
一日中スマホとにらめっこしてたらとても一日の学習時間を確保出来へんやろし。

戦略には結果がつきもんやろけど、一時的な結果も意味ないし結果につながらん過程も意味ない。
結局、人生は結果を出し続けるしかないんやけど、人生そのものに時間的な前提がないだけに(決まった期間が約束されているわけでない)時間が約束されてないことが前提になり結果を出し続けることになるとの考え方は間違った戦略ではないし、容姿に恵まれていないのに思わせぶりに異性の前をウロウロするような間違った選択をしないようにせんとアカンな。

そんなこと考えてたら深夜ラジオでアイドル7人グループがリーダー決めゲームのようなことやってて、辛子入りでないシュークリームを食べた人間がリーダーになれる企画やったんやけど、メンバーのひとりが辛子入りなのに番組終了直前まで辛子が入ってなかったと言い張っていて終了直前に「実は…」となった。
「恐るべし命掛け戦略と味方をも欺く狂気」やっぱりこれ位のタフさやしたたかさが必要なんかな?

今日の根岸ステークス。
「俺はダートに興味なんかないよ」と欺いていたドリームバレンチノの複勝で。
Posted by テツ at 2014年02月02日 13:32
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