2013年02月13日

雑感−56

ライアーゲームのシーズン1の一挙放送を観たが、正直者で人をすぐ信じるヒロインから何を教訓とすれば良いのだろう? と複雑な気持になった。

ドラマの主要人物である秋山の母親は、マルチ商法の犠牲となり自殺してしまうのだが、秋山は復讐心を胸に加害者達を追い詰める。

そもそも日本は、死刑容認国である。
死刑を容認しているのは他でもない我々国民であり、死刑囚に対しては我々一人一人が間接的に殺人者であるとの自覚が必要である。
つまり我々は選挙や議員を通じて 『報復権』 の行使を是とする意思表示をしているわけだ。
目には目をの考え方であるし悪い奴には罰を与えるとの理念を法律として具現化している。

では、死刑制度は 『悪制度』 なのだろうか。

恐らくだが、この世には 『絶対悪』 はあれど 『絶対善』 はないだろう。
ライアーゲームのヒロインは自分自身をある程度 『絶対善』 の立場との自覚があるのだろが、それなら人を殺めた人間は殺されて当然との立場に立てるのだろうか。
もしそうであるなら秋山の復讐心を認めて支持するべきに思う。

そこで私は 『必要悪』 との概念で説明をしてみたい。


私は個人的には、国家そのものが必要悪と考えている。
生産には、●物質的生産 ●生命的生産 ●精神的生産 の三つがあり、生命的生産とは子孫繁栄で精神的生産とは 『教育』 のこと。

主に、義務教育段階での教育の目的は労働力の再生産であること位は教師も理解しているはずだ。

つまり、教育現場においては  [自分の頭で考えたことを自分の手足で達成する人間の養成ではなく、他者(主に支配者)の頭で考えたことを自分の手足で達成する] 人間の養成こそが求められる。
決められた時間通りに決められたカリキュラムをこなすことが生徒・学生の役割となる。
そしてそこから落ちこぼれて行く人間の一部はやがてアウトローとなるのだが、アウトローの捨て台詞である 「社会・世間が悪い」 には違和感を覚える。
どちらかと言えば自らが望んでアウトローへの道へ進んだ可能性が高いのではないか。
ほとんどの人間は自分の発言や行動を正当化する。 「自分が悪いんです」 と謙虚になる人間は少数だろう。
アウトロー達が、「悪は社会の方だ」 と主張したとすると体制側や一般市民は ?? となるが、そんな体制側や一般市民も自信を持ち 『絶対善』 は主張し難い。

資本主義なんて所詮しょうむない(つまらない)仕組みではあるが、これもまた必要悪な仕組みと言える。
国家も資本主義も死刑制度も必要悪だし、生活指導のコワモテ先生の存在も必要悪だろう。
恋愛もギャンブルも飲み屋もエンターテインメントもある意味全部必要悪と言えるかもしれない。

私は以前から、人が行動する場合の最大の判断・決断要素は 『好き嫌い』 だと言ってきた。
ただ、人間はライオンや虎ではなく、前頭葉の発達により 『理性』 を獲得した存在でもある。
本能を理性によりコントロールするのは困難な作業にはなるがそれでも葛藤は続けないとならないと思う。

山に登る動機は 「好きだから」 だろうが、準備もなしにエベレストに登れるわけがない。
いくら好きなことであれ、無茶はしてはいけない。
中学生が家出したところで、3日もすれば腹がペコペコで自宅に戻るのがオチ。
冒険とは綿密な計画があって初めて成功するもの。 ただ好きだからと言って安易に行動しても結果は出ない。


必要悪だらけの環境で、身勝手と身勝手の集まりの人間社会が形成される。
好き嫌いや損得や善悪などを価値感の基準とするのでなく、『自由・平等・博愛(友愛)』 の精神を人間の理想精神と掲げたのがフランス革命。
しかし、自由と平等は相容れないし、友愛精神を育めるなら戦争は絶えているはず。
企業家は、本来は手段であるはずの金儲けを目的化してしまっている。
金持ちの存在もまた必要悪と言えるが、その金持ち達が貯めこんでしまったままでは社会が円滑に立ち行かない。


話を元に戻そう。

我々は知らず知らずに為政者から与えられた情報のすり込みに大きく左右されて生きている。
当然のようにどこかの会社に勤めたり公務員になったりしているが、それは社会の歯車に組み込まれている証拠でもある。
「自分の頭で考えたことを自分の手足で達成する」 との本来あるべき姿になるためには、一度立ち止り本当に自分が望むものが何かを考えないとならない。
与えられた場所や枠組みの中で欲望を解消するだけが欲望の達成手段ではないはず。
自分の頭で考えるためには、現在の自分を正当化していてはだめだ。
もし自分がたどり着くべき幸福の場所や箇所があるならば、それは 『自分自身』 で作るもの以外には存在しないだろう。



最後に、長男に就職を急いだ動機を聞いてみたところ 「何パーセントかは魔法少女まどか☆マギカの影響がある」 と言っていた。
一人の人間の方向性を変える一翼を担ったとすれば、サブカル(日本のアニメは今やメジャーだが)恐るべしだ。
ついでに、AKBグループの中のイチオシを聞いてみたら 「SKE48の高柳明音」 らしい。
昔から声優のファンだった長男でアイドル事情やゲーム事情にも精通している長男だけに選ぶ目はありそうなので何かの機会があれば注目してみようカラオケ









posted by tetsukazu at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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