2012年10月12日

賭け続ける男(破)恋愛編−2

中学生レベルの恋愛スキルのテツだが少しはレベルアップしたのだろうか?


マサ‥テツさん。完全ひとり暮らしの気分はどーですか?
何なら俺が泊まりにでも行きましょか。

テツ‥アホ、寂しくなんかないもん。

マサ‥あのね、ないもんて…。どう見ても人恋しそうに見えますけどね。

テツ‥こう見えても1年に1回位は女の子とご飯食べに行ってるもん。

マサ
‥だから、幼児語はもういいんで… 今度使ったら帰りますよ。

テツ‥悪い悪い、当たり馬券あげるから帰らんといてくれ。

マサ‥いやいや、テツさんを信じてこの前カレンチャンとパドトロワのワイド買ったら撃沈したんですけど…

テツ‥えっ?ホンマに買うたんか。パドトロワの馬体重には気をつけろと言うてたやろ。
結局絞りきれんかったみたいであの結果や。

マサ‥もういいです。今度は自分で考えますから。秋華賞は確変状態の池添が乗るアイムユアーズでも狙おかな。

テツ‥わかったわかった。もうアドバイスはせんから心配するな。
そんなことより恋愛のアドバイスを聞く気はないか?

マサ‥あのねぇ〜、それだけはテツさん以外の大人に聞きますわ。
テツさんなんてほとんど文通止まりの交際しか出来てないでしょ。
特に奥さんに出て行かれてからはほぼチェリーボーイて言うか完全チェリーボーイでしょ。
俺が気分転換にそれなりのとこに誘っても 「今更金で解決してられるかよ」 と強がり言ってるし…

テツ‥そう言うけどなマサ、やっぱり金で性欲を解消した後のやるせなさや切なさを今更味わいたくないしな。

マサ‥じゃあ、彼女のひとりも作りましょうよ。

テツ‥いやいやそんな簡単なもんとちゃうで。
俺は今やたら身体を鍛えてるけどそれもこれももし女と突然それらしき機会が来た時に恥をかかんようにするためでもあるんや。

マサ‥で、それらしき機会はこの3年の間にやって来たんですか?

テツ‥マサも言うよね〜

マサ‥鍛える意味ないやんけ!
何か方向性がおかしくないですか?まさか女子中学生並みにいつまでも声をかけられるのを待ってるんですか?
その前にテツさんは本気で女性と付き合う気はあるんですか?
そんなんでよく1回でも結婚出来ましたね。

テツ‥う〜ん。そういえば前の結婚も元嫁がある日結婚式場を予約して来て俺には事後報告やったわ。

マサ‥そんな始まりでよく20年以上やって来れましたね。
テツさんは自分が惚れた女をグイグイ引っ張って行って俺に付いて来い位のこと言えないんですか?

テツ‥言えないでしゅ。

マサ‥はい、帰ります。

テツ‥あっ? 言えないだす。 

マサ‥もう面倒くさいんでやっぱ今日は泊まっていって朝まで男らしさの特訓をします。

テツ‥ではお言葉に甘えてマサ師匠に聞きたいんやけど、やっぱり付き合う状態って肉体関係が伴ってこそやんな。

マサ‥もう師匠でも大将でもなんとでも呼んで下さい。
何か中学生に答えるみたいですけど、どう考えても大の大人がデートの度にお茶だけ飲んでたって付き合ってる状態とは言わないでしょ。

テツ‥やっぱりそうか。でもなぁ〜そんな関係にならん方がずっと仲良く付き合える場合もあるんとちゃうかな。
そんな関係になった途端に、後は下り坂みたいになるような気もするし…
開高健も言うとったやろ。3日幸せになりたかったら結婚すればよいと…

マサ‥相変わらずテツさんは恋愛に関しては勇気がないですよね。
博打で10代にして50万位の勝負をしてた人間と同じ人間には思えませんわ。
確かに男と女の関係は、追えば逃げるし逃げれば追われるみたいな側面がありますけど、どちらかが積極的にならなければずっと捕まることのない追いかけ合いで終わりますよ。
でもね、俺は恋愛する前にやるべきことがあると思うんです。
それはまず自分自身を大切にすることですよ。
テツさんは自分の好きなことだけをやってれば幸せだと考えているみたいですけど、それで幸せになってるようには見えないんですよね。
強がってはいてもどこか満たされいないように見えるんですよ。
まぁ長いことそばで見てる俺なんでそう感じるのかもですけど…

言い難いことを言うと、俺はテツさんにいつまでも元気でいて欲しいんです。
俺が全く女に相手されなくて素人童貞キモいと言われてた時期にテツさんが無理やり俺をミナミに連れ出して今から男になってこいと背中を押してくれたことは今でも感謝してますよ。
他人の給料が上がるように会社にかけ合ったりもするおせっかいなテツさんですけどそんな損得抜きに生きて来たテツさんだけにそろそろ自分の健康や幸せも考えて欲しいと思ってます。
やがて女性と本格的にお付き合いするためにも考えて下さいね。


テツ‥マサ、俺を泣かす気か?

マサ‥いやいや、これはただの前フリです。
噂ではKちゃんと食事に行ったらしいですね。
あんまり勝手な毎日を送っていたらKちゃんにも愛想を尽かされますよ。

テツ‥そうくるか。とり合えず月間300Km走破は達成したんでこのまま鍛え続けてそれらしき機会が来た時に備えるわ。

マサ‥そしたらまた3年後に結果を聞きますけどせめて女性を強くリード出来る位の男に仕上げといて下さいよ。

テツ‥あかん、マサがここまで成長するとは。こんなことならあの時マサの代わりに自分がいっとけばよかったかな〜


どうやらテツにはやり残したことが山積みなので本格的な恋の始まりはまだ先になりそうだ。
そんな中、テツの携帯にメールが入り 「日曜日に競技麻雀の全国大会の予選会があるのでどうですか?」 の内容だったよう。
回答は保留しているようだが、テツの判断次第ではまた恋の始まりが一歩遠のくかも…






posted by tetsukazu at 00:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。