2012年06月08日

賭け続ける男(破)恋愛編−1

テツは今年から来年にかけてを男としてのピークに持って行きたいようだが今までも博打で誤算続きのテツだけに果たして思惑通り行くのだろうか?
久々に 『ドリーム』 に顔を見せママに男自慢をしにいったテツの結末は…


テツ‥ママ、どーもです。

ママ‥あらあら、テツさん。生きてたのね。

テツ‥どうしてもママに会いたくなってね。

ママ‥それはないない、どーせKちゃんに会いに来たんでしょ。

テツ‥うん… いやいやお店が好きやから来てるんで選ぶなんてそんな立場とちゃいますよ。

ママ‥そんなこと言うけど2年半前に奥さんに出ていかれて直ぐ位にうちに来た時のことを考えたらイイ男になったわよ。

テツ‥えっ?ホンマ?
でも、よう考えたら最初は酷かったってことなん?

ママ‥あっ!? そうじゃなくて最初もイイ男だったけど更にイイ男になったと言いたかったのよ(汗)

テツ‥あー良かった。
ちょうど2年半前に知り合いの女の子から「最近のテツさん老けたんと違う?」と指摘されたんをきっかけに一念発起して今日まで男改造計画を進めて来たんや。

ママ‥あらそうなの。じゃあ当然私も貢献してるわよね!

テツ‥そうやな、ママ2割でKちゃん8割位かな。 あっ!? ごめんママ9割その他1割です。

ママ‥もう遅い。テツさんの気持ちはわかったわよ。どうせ若い方がいいんでしょ。
噂ではドリームの選抜総選挙でKちゃんに大量投票したらしいわね。投じた票は愛の証しだとかなんとか言って。
それに、「Kのことは嫌いでもドリームのことは嫌いにならないで下さい!」とかなんとかKちゃんに言わせたいと言ってるらしいじゃない。

テツ‥えっ?そんな話どこから仕入れたんすか? 

ママ‥そんなことはどーでもいいでしょ。テツさんは恋愛に関しては中学生並みよね。
そもそもうちの店で選抜総選挙なんて企画した覚えはないし、むしろ私達が顧客ランク付け会議でもやった方が有意義かもよ(笑)。

テツ‥「お金のことは好きでも僕のことも好きでいて下さい」

ママ‥「お金を持ってるテツさんはもっと好き」 「てゆーか、テツさんが持っているお金が好き(笑)」

テツ‥(泣)

‥何か盛り上がってそうですね。

テツ‥Kちゃん元気?昼に夜に毎日頑張ってるな〜 
そんな毎日でも幸せなん?

‥うん、元気で働けてるし両親も健在やし友達もいるし昼の仕事もやりがいあるしママも優しいし十分幸せです。

テツ‥そーなんや、じゃあ俺の出る幕ないな〜

‥そんなことないですよ〜。 美味しいもの一杯食べさせて下さいね。

テツ‥そっちかよ!
でも、幸せですかと人に聞くのもおかしいかもな。お昼ごはん食べた?ていう質問なら食べたか食べてないかで答えればはっきりするけど、幸せですか?は愚問やな。
抽象的で曖昧な質問や答えは意味がないかもね。
それを承知で、今の俺の男度が上がったかどうかは聞いて見たいから答えてーや。

‥では、ママが代表してお答えします。

テツ‥予算委員会かよ! 

ママ‥ただいまご指名にあずかりましたMです。
そーね、テツさんは人の悪口も言わないし何があっても口が堅いから信頼出来るところが男らしいかな。

テツ‥嬉しいこと言ってくれるなぁ〜。まさかホメ代を伝票に付けたりしないよね。

ママ‥ばれてーら(国分太一風に)。 うそうそ冗談冗談(笑)
この商売を長く続けてると、「あの女と昨日やったんや」なんてクソにもならない自慢をする男が多いことに嫌でも気付くのよ。
その点テツさんは…

テツ‥みなまで言うな、なぁーKちゃん。

‥コメントは差し控えます(爆)

テツ‥俺、最近思うんやけど好きになった女にとって俺がかけがえのない存在になれるやろかと。
もし俺の代わりがなんぼでもおるんやったら最初から人を好きになるのは怖いわ。

‥でもそれは女も同じですよ。恋愛に臆病になる時ってあるんですよ。
男の人から好きだと告白されても、ホントなのかなと思ってしまうんです。
やっぱり自分に自信を持てないからなんですかねぇ。

テツ‥Kちゃんはもっと自分に自信を持っていいと思うよ。
俺もこの2年半はやたら身体を鍛えたりして男らしくなろうとしたけど、結局物事に真剣に取り組むことでしか成長は出来ないし心の部分は人との関わりの中でしか成長は出来ないのかもね。
というわけで俺の成長を手助けすると思って来月中には食事に付き合ってね。

‥あらあら、そう来るか。 ま、美味しいもの食べられるなら考えときますね。

テツ‥即答ちゃうんかい!

ママ‥まーまーテツさんそう熱くならないで。何なら練習の意味で私と先に食事に行く?

テツ‥お気持ちありがとうございます。でもママからは十分鍛えてもらったのでママを通じての僕の伸びしろがあまりなくて…

ママ‥遠回しに断るってことでいいのね。Kちゃん伝票持ってきて。

テツ‥ちょ、待って。行きます行きます。 ママ⇒Kちゃん⇒Kちゃん⇒ママ⇒Kちゃんの順で。

ママ‥順番がおかしい気もするけどどうでもいいわ。楽しみにしてるわね。
でも悪いこと言わないからテツさんももう一度ちゃんと恋をしてみたら?
将来どうなるのかなんて考えたらきりがないから目の前の具体的な対象をしっかり見て地に足を付けて歩いて行けばいいのよ。
そうしたらきっと「人生は素晴らしい」と思える時が来るわよ。
人生を素晴らしくするかどうかは自分次第なのよ。わかった?テツ。

テツ‥そこで呼び捨てっすか。 でもアドバイスありがとうございます。
髪の毛もあって下半身も健在??であるうちにいっちょ頑張りますわ。 もちろん相手がいての話ですけどねるんるん

結局テツが興味・関心を持つのは博打と恋愛しかないのだろうか。やれやれ…






posted by tetsukazu at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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