2012年02月20日

イモト。

テレビをつけたままにしていたら画面に雪山風景が広がり、何かなと思えばイモトアヤコさんが南米大陸最高峰のアコンカグアという山に登るとの番組だった。
その時間帯のそのチャンネルの番組は見たことがなかったのだが、少し見てみたい気持ちになったので途中から最後まで見てしまった。

結論から言えば、「根性ある女やな〜」  「プロは凄いな」 との感想。

プロと言うのは登山のスタッフのことになるのだが、登山は己との戦いでもあるので彼らの賢明で慎重な判断は見ていて非常に参考になった。
それと同時に、プロのスタッフが、心と言うより体の限界に来ているイモトさんに向かって 
「絶対登るって言ったじゃないですか。その言葉を思い出して下さい」 と声を掛けた場面が印象に残った。
ついさっき、イモトさんのブログを確認したがそこでもそのことに触れていた。

人は誰かに認めてもらいたいとか人に褒めてもらいたいとかの感情がある。
それは当然あって良いし、それが向上心に繋がることも多いだろう。
でも、簡単には頂上に辿りつけない山に登るという行為は、自分と向き合うことなので基本的には他者の目を意識するようなものではない。
イモトさんも今回、下山時の顔はおよそ色恋などとはかけ離れたものだった(他者の目を意識するということが外見を繕うとの要素だけでないのは当然だが)。

資本主義社会の中では合理的選択を繰り返すことが非常に重要だ。
攻略困難な山に登ることが合理的選択には思えないが、人間の行いは最終的に精神力を含めた心の問題抜きには語れないのもまた真理。

今日は夕方、年末にも記事にしたNHKのコロンビア白熱教室(今回はアンコール放送で第3回)を見た。
盲目の女性教授のシーナ・アイエンガーさんの講義なのだが、第3回分である今日のテーマは 『選択日記のすすめ』 
いつも思うのだが、私が100世帯あるマンションに住んでいるとしてその中の何世帯がこのような番組を見ているのかなと…
メモをとりながら見るような理屈好きな私のような人間でないと最初から最後まで見るのは苦痛だろうと思ってしまう。

今回の内容を要約すると、直感と理性は選択する行為においてどういった働きをしてどちらの働きがより重要と言えるのかとの内容。
結論から言うと、直感と理性の融合が重要とのことになるが、直感は過去の経験などから生じる感覚なので、過去の経験をどう蓄積するかが大事であるとも述べていた。
そのためには過去にどのような選択をしたかを日記にして残しておき、@経験による練習・習慣化A情報を整理した上で復習(フィードバック)B今後の実験 などへのサポート材料にすることで、より正しい選択が可能になるだろうと。

直感の話では、チェスの名人の話も出していたが、その名人の [先を見ないこと] を意識しているとの話を流用していた。
偶然かもしれないが、将棋の羽生氏も同じ様なことを言っている。
目の前にある局面に集中すればするほど選択幅が狭まってくるのだと…
投資家のウォーレン・バフェット氏が語る直感の例も出していたが、バフェット氏は [危険なにおいを嗅ぎ分けられる] らしい。

 
イモトさんもそうだしアイエンガーさんもそうだし先に出した著名人諸氏もそうだが、経験を通じて技術や能力を高めると共に、心も確実に鍛えている。
本当の戦いとは壊すことでなく創ることだと言う人の話は正しいのだろう。
自分と戦い、社会の中で葛藤し戦い続けることの果てには説明可能な形になっているのが理想だ。

イモトさんがプロのスタッフに強い気持ちで訴えかけたように 「絶対に〇〇する」 と言い切れることがあるのだろうかと胸に手を当ててみるべきだろう。

 



posted by tetsukazu at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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