2012年02月02日

理性というバリア。

このブログでは以前から本能だの理性だのと能書きを言い続けて来た。
人は宿命や運命により導かれているのか?それとも未来は私達の手の中にあるのか?

昔から 『決定論』 については賛否がある。
決定論とは簡単に言えば、あらゆる出来事は、その出来事に先行する出来事のみにより決定するという考え方。

決定論には物理的な意味合いと心の領域に分けることが出来る。
ネット上の記述を参考にすると、一般的には、「ある人がある結果を自分で選んで起こした場合に限りそれは罪なのだ」 と見なされる。
例えば、現代の法律の領域でも 「故意」 「未必の故意」 などの概念が決定論と関連する。

科学の領域においては、近代になると人間を含めた物質を粒子の集まりと捉え、その挙動によって未来の位置は決定されていると考え、結局は人間の意思や思考も含めて絶対的に未来が確定されていると見なしたり主張したりする者が現れるようになった⇒機械論。

けれども20世紀になると、量子力学におけるコペンハーゲン解釈によって、宇宙は原子下のレベル・量子レベルであまねく確率的であるという説が有力となった⇒多世界解釈やそれに類する見方にもつながる(多世界解釈が確率的であるとの意味ではない)

一時期アインシュタインが、「神はサイコロをふらない」 と言って、自らが創始者のひとりであった量子力学の標準解釈を否定し、決定論を擁護しようとしたが、それを証明するための実験は結局、宇宙が確率論的であるとの結果に終わった。
ただし、スティーヴン・ホーキング博士などは決定論的で(も)あるとされる多世界解釈を支持している(かくいう私も多世界解釈に強い興味を持っている)

物事は二対の問題は比較的に対応可能なのだが、三対(三体)以上⇒(一般的に多体問題)の問題は人間の頭脳では解き明かすのが困難である。
ここからは私の個人的見解だが、私らしく例えばギャンブルを例にとると、私とお金の関係・私と公営ギャンブルの関係・私とその周囲の人間との関係・私と時間との関係・私と本能の関係・私と理性の関係 等々が複雑に絡み合う。私以外の要素同士の関係性もあるだろう。

多世界解釈が証明されていない以上、私の選択する未来は一通りしかない。
もし本能のまま未来を選択した場合、法律や慣習や経済の論理に支配される現代社会では正解を出し続けるのは困難である。
エヴァンゲリオンで有名となったA.T.フィールドとの用語は(Absolute teror field)境界面において通常の推進物・波動を一切受け付けないといった周辺とは異なる性質を形成する領域のことを指す。
エヴァンゲリオンでは主に、「心の壁」 のことを称した。

そのことも踏まえて、私が未来に対して誤った選択をしないための策があるとすれば、それは 『理性』 と言われるものの活用しかない。
理性についての説明は一言では言い表せないが、頭で考える事柄全般と規定してみる。

欲望が無制限に開放された状態なのが資本主義社会である。それと同時に個の肉体が発する本能との葛藤もある。それだけでも多体問題(広義な意味で)になるため工夫がいる。
外的要因である社会からの圧力に対しても、肉体発の内的要因に対しても有効な手立ては、『理性』 の最大活用だろう。
具体的には、●今日やれる努力は惜しみなくやること ●今日出来る我慢は最大限すること ●論理的思考について、より具体的に理解を深めること ●目的と行動の整合性を多重に確認すること ●一年後をイメージして実際の行動につなげること などにおいて理性を最大限活用したい。
実際には私の年齢になると、一年後に確実に年齢を重ねているわけでありその現実はある意味ネガティブな要素になる。
それだけにそれを踏まえても一年後にトータルで進歩・進化・成長したと言い切るためにプラス部分の積み重ねが重要となる。

理性というバリアは本能や社会からの誘惑への防御のためには有効だが、その先には能動的・自発的に目標を持ち行動を起こすことを視野に入れるべきだろう。
私のように理性のバリアを強化する必要がある者はまず防御を優先しないとならないが、当然その先に進むことは考えている。
一日単位では、理性のバリアを張れていることを実感することもあるが、一年単位になると自信を持てないし実績は20年位前までさかのぼらなければならない(情けないが…)

世界が確率論に覆われているとの実感はあるが、理性についてはコントロール可能だとの認識を持っても決して間違いとは言い切れないとの感触はある。
私に出来ることは、私自身がコントロール出来る範囲について未来に向けて誤った選択を避けることだ。


逞しく、美しく、しなやかに、そしてしたたかに生きて行きたい。













posted by tetsukazu at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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