2011年12月14日

唯物史観独自考。

タイトルは仰々しですがいつも通り自説を綴ります。

かつてマルクスが語った唯物史観については納得出来るところとそうでないところがある。

「自分自身の社会的存在が自分自身の意識を規定するのでありその逆はない」 との考えだが、
己の生い立ちにより意識が形成されるのなら貧乏人の家に生まれた子供は努力しそうなものだがそうでもないところに疑問を感じる。

そこで私なりに要素をプラスしてみたのだが、まず本人の生まれながらの能力がその後の努力体質と関係するのではないかということ。
次に、生育過程において興味を持った趣味や他者からの影響、そして身の回りに起こる様々な出来事(きっかけ・動機付け)も意識を規定する重要な要素ではないだろうかということ。

エンゲルスやマルクスは人間も自然の一部だとの認識は持っていたようだが、そうであればイギリスで起きた産業革命以降の人間による自然破壊は、人間の住む環境を自ら悪化させる行為であるため私には自然との対立にしか映らない。つまり自然を敵に回し支配しようとする意思さえ感じてしまう。

私には人間はエゴの塊に見えるが、資本主義をよく理解している人達にはそうは見えないようだ。
アメリカが強欲Aなら中国は強欲B。ロシアが強欲Cなら日本は強欲Aダッシュという具合に…

資本主義擁護派に言わせると、強欲強欲と言うが、犬や猿や鳥から強欲な人間を訴えるぞとの申し立ては受けた覚えがないし、宇宙のどこからも環境破壊を止めてくれと苦情を受けたことがないと…


そんな訳で強欲な人間達と会話を交わしても結論が出そうもないのでわたしなりにこの世を生きて行くための処方箋作りをするしかない。

私が強く思うのは 未来に謙虚であること  を意識するべきではないかと。
過去に生きたどんな偉人も現代に生きるどんな天才も未来に生まれるどんな奇才も5分先の未来も予見出来ない。
例えば、私が 「一年先の私の容姿が今より老けていることを予見する」 と言ったところで一年先に私が存在している保証などない。
この前の東日本大震災を誰が予見しただろうか。

もうひとつ思うことは、これは唯物史観とも関連するが 人間の物質性を強く意識する  ということ。
あれこれ理想を掲げて考えても人間の持つ物質性に押しつぶされることの方が多い。
頭の良い人ほど 『直感』 を重視する。直感は認識の一形態であり過去の経験などの蓄積から生まれるものであると…
恐らくではあるが、寂しさの正体も懐具合なのではないだろうか。

独身主義を貫こうとしていたが、周囲からそれではいけないとお尻を押されて家庭を持ち子供を育て上げた知人に今の心境を聞いてみると、
「困難なことをやり遂げた達成感を感じる」 と。
嫁や子供の権利を充足したとの実感もありビッグマター(大事業)を成し遂げた気分であると。
確かに次男が20歳の誕生日を終えたばかりの私にとっても二人の子供を大人になるまで見守ったとの自負がないわけでもない。

そうか。内柴さんは金メダルを獲得した後の目標喪失感を上手くコントロール出来なかったのかもしれない。
人間以外の動物は皆、子孫繁栄のために生きるらしいが人間は自分のために生きる。と言われるが本当のところどうなのだろう。

AKB48の楽曲の歌詞に ♪誰かのために人は生きてる。とあるが、単なるキレイ事なのだろうか。
確かにAKB48の女の子達はファンに喜びを与えているのである意味歌詞を具現化しているよな。

話を戻して、人間の物質性を考えた場合、本当に価値のある事柄にお金を使っているのかどうかを考え直す必要がありそうだ。
自分自身を客観的に物質と見た場合、その物質の健全性を保つためにはそれなりの保全努力が必要であるし自分自身への投資が最優先事項かと…

自分自身の健康管理を最低限行い、努力する習慣を身に付けるための工夫(人の話を真剣に聞いたり書物の内容を真剣に吸収するなど)を行い、困難な事に挑戦する意欲を持ち達成感を味わう。
それらのことを常に自然体でこなせて判断や決断を伴う局面では直感を大切にする。
とにかく考えても考えなくても未来に何が起きるかは誰にもわからない。
起きていない未来に振り回されるのではなく、実現できる時は出来るだろう位の気持ちでいることがよいのではないだろうか。

今、この瞬間を自然体で生きる。そうすれば自分自身が生身の体であることに嫌でも気が付く。
やりたいことは無理して考えなくても自然に湧き上がってくるような気がする。



これが一周回ってシンプルに生きるということの重要性に気が付くということなのか。



posted by tetsukazu at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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