2011年10月30日

賭け続ける男(破)第45話

最近のテツを見ていると何かはわからないが『革命』に近いものが起こり出しているようだ。
天皇賞の当日を迎えようとしている夜にテツはどこで何をしているのやら…


テツ‥ママ久し振り。

ママ‥テツさん元気だった?

テツ‥あー相変わらず俺は快楽中心に生きてるで。

ママ‥そうそう。新しい女の子が入ったんで紹介しとくわね。日本人ではないけど日本語は結構いけるんで宜しくね!

テツ‥はぁ 了解っす。

女の子‥始めまして、今日からお店に出てるのでこれからも宜しくお願いします。テツさんはどこ出身ですか?

テツ‥(心の声)おいおい、胸元開きすぎやろ。それにいきなり質問かよ。人に聞く前に自己紹介せぇよ。

ママ・隣の女性客‥あら?テツさん視線が下向きで硬直してるけど。

テツ‥俺は客やから気は使わんことだけは最初に言っとくわ。特にこっちが温まる前にぐいぐいこられるの苦手やし今日はトーク力は封印してるんで…


そんなこんなでテツの苦手なタイプを前にして逃げるように隣の女性客と会話をし出したテツだったが、あっと言う間に新人さんがビールの栓を開けていただきますと言っているのが視線の遥か上から聞こえたようで、気乗りしない声で「どうぞ」と言ったきり新人さんとは全く会話が弾まず、ものの40分ほどでテツは『ドリーム』を出たよう。


テツ‥あーこんなこともあるんやな。この前、連れから「大体、客が店の人間に気を遣うのはおかしいで。俺も北新地で飲んでた頃思てたことやけど」て言うてたこと思い出したわ。
店側の人間と客の関係だけでなく、親と子の関係や夫婦の関係や友人関係や同僚関係などでも変に気を遣うことってあるよな。
今日の俺は珍しく素直に思いを伝えたけどいつもやったら相手に合わせて会話を進めてたんやろな。
でもきっと成長して行く奴らは自分を見つめることが主で、他者からどう見られるかが主ではないんやろな。
勿論、それなりに対人関係は維持するべきやけどしょうむないことに気を遣う必要はないしな。
まぁ今頃こんなこと言うてる俺も大概やけどこの前観た映画の 『モテキ』 で主演していた森山未來のやって来た仕事振りを見ると「プロ意識」が凄いよな。
歌は上手いしダンスはハイレベルやし演技力も若手の中ではトップクラスやしな。
それで過去にインタビュー等でマスコミにどれだけ露出してたかを調べたけど、かなりストイックな仕事振りのようで「だまって作品を見て下さい」とのメッセージを感じてしまうほど露出は少ない。

俺は、奴のような役者が国内にいることを誇りに思いたい。
目立つところで目立つパフォーマンスをすればそら注目されるやろ。でも結局実力が伴わない奴らは消えて行くんや。
奴は同年代の役者からも一目置かれる存在のようやな。ただしそんなことはいちいちマスコミでは報道されへん。
香川照之なんかはメジャーな空間で活躍しているので一般の人間の認知度は高いが、どの作品を観ても出ているような印象なのでそれが良いのやら悪いのやら…

俺は独り者に戻ってからのこの2年間、女を通じてしか男は成長出来ないと思い込んでたけどそんなことはなかったな。
たまたま買ったカイジの格言カレンダーを長男が興味深そうに見ていたけど、そんな息子を見ているだけでも俺の内面への刺激になると感じるわ。
どうしても同性の活躍は(特に同年代)手離しで応援する気にはならんけどそれは他者と向き合ってない証拠やし自分自身とも向き合ってないことになるしな。
弁証法的に言えば、物事は全て表と裏の関係であって相反する互いの価値は遠いところの存在ではなく、男と女も表と裏の関係。
一方だけに注目してもバランスの悪い価値観が出来上がるだけ。それは片親だけの影響を受けて育った人間などにも当てはまるかもしれんな。
フェミニストで社会学者の上野千鶴子、それに田嶋陽子や遥洋子なんかもそうやけど本音の部分では男に喰わせて貰うことを望んでるようにも映るけどどうなんやろ。
マッチョ側とフェミ側の対立だけでは何処までも平行線やろな。もっと肩の力を抜いて議論すれば着地点も見えるし少子化の議論も進むはずやろ。
単純やけど、男から見て魅力的な女や女から見て魅力的な男は何にも間違った存在ではないと思うし、本当の意味で自分を磨くというのは他者と向き合い自分と向き合い過去にも向き合い今にも向き合い未来にも向き合える奴なんやろ。

日曜は秋の天皇賞か。
東京コースの2000mで開催し続けることに疑問はあるけどどうにもならんしバランス良く検討してみるか。
まず、アーネストリーの18番枠。陣営が泣きを入れたようにこれで同馬の馬券は買いにくなったな。
調教については各紙がトップ評価を下してるけど枠順発表の前に最終追い切りがあるので事前の予想印の修正が忙しいやろな。
来年に凱旋門賞を狙おうとしている馬がここで凡走するわけにはいかんやろしどうやらジャパンカップはパスするようなんでこのレースには力が入るやろけどあまりにも枠が…

ブエナビスタやけど、これも各紙で語られているんが単走追いではなく併走追いとの点がどうなんだろうとの内容。
陣営が太目と判断した結果の行動であるなら額面通り今回の評価は控えめでよいかも。
俺のスタンスで考えてももしブエナが3着までに来ても残りの2頭の内のどちらかを導き出せれば正解に近付く(馬券的な黒字)ことが出来るしな。

素人みたいな予想をすると、4枠までの馬(1番枠から8番枠)のどれか、もっと言えば4番のエイシンフラッシュ・5番のブエナビスタ・7番のダークシャドウ・8番のペルーサの計4頭の内のどの馬かが3着までに入る確率は90%を超える位やろな[素人過ぎる]。

エイシンフラッシュとダークシャドウとの比較やけど、調教の評価が互角とすれば大阪杯で2着(57k)のダークシャドウと同3着(タイム差なし)のエイシンフラッシュ(59k)では斤量の面からエイシンを上位と見たい。
ただ、エイシンが春馬キャラの場合はこの一連のGT路線は厳しい戦いが続くなぁ。
ペルーサとエイシンの比較については昨秋だけの成績だとペルーサが上位になるが、前に付けた時のペルーサは思ったほど鋭い脚を使えない。
先週は外差し馬場だったがBコース使用の今週は内ラチから4〜5頭分位のところからが直線で伸びそう。枠の差でエイシンの方がペルーサより4角までに内側を通れそうなんで最後の最後で走破距離の差が着順に影響しそうな気がする。
2〜3馬身後ろからの同じ位置からならエイシンの末脚が優るんやないかな(ペルーサへの評価は高いまま)。[誤記訂正 4角時点でエイシンがペルーサの2〜3馬身後ろに位置して同じタイミングで追い出した場合はエイシンの末脚が優るんやないかな]

内外のトップジョッキーが揃うレースやとそう簡単に進路は開かん。4角での位置取りは非常に重要。その点11番枠のローズキングダムは早仕掛け気味に前に進出することになりゴール前での追い比べできついかも。加えて2000mの適性との点で僅かに他馬に劣る。

ルメールの騎乗については土曜日を見るとデムーロよりは日本の競馬場での相性がよくないと思うけど、GTで馬を好走させるために来日したはずなんでこの枠をもらって4着以下に落ちることは、来日外国人ジョッキーの先輩格としてプライドが許さんやろ。
追記:第9レースの芝2000mでもルメールは4番枠の馬に騎乗する]

結論。エイシンフラッシュの複勝100%。



テツの最近の口癖は「エエ男になりたいわ」だ。 どうやらその糸口は見出したようなので後は実践あるのみというところか。
ひょっとするとテツは「究極の自己中心」こそが、幸せへの第一歩だと思い始めているのかもしれない。

言葉・人物・文化・芸術・景色は見る者を選ぶ













posted by tetsukazu at 05:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。