2010年05月25日

禁断の果実。

禁断の果実とかパンドラの箱とかの表現で、人間がある一線を越えることへの自制を表すが、今実在する人間の何%が一線を越えていないと言えるだろうか。

身近な人に私はこちら側であなたはあちら側と言われたのはほんの一年前。
つまりその発言をした者自身は常識人間で私は非常識人間だと言いたかったのだろう。

キルケゴールはこう言った  「人は愛されるにふさわしいものを愛する」 と。
生きていて愛するにふさわしいものに出会う瞬間はどの程度あるのだろう?

私の経験では、ふさわしいかどうかは別として愛するものとしては 『母親、自由、お金、親友、気になる異性、スポーツ、書物、遊戯類一般』 などになる。

キルケゴールは、絶望とは死に至る病であるとも言ったが、不思議なことに愛するものと絶望は隣合わせであることに気が付く。

究極の愛は自己愛だろう。
飢饉が当たり前であった頃、親達はやむなく間引きをしたし、満州からの引き揚げ船では乳飲み子の口を乳房で圧迫してまで自らの命を守ったとも聞く。

私は自分自身を自制心のある人間と思い込んではきた。
その証明としては、他者に危害を加えるなどをはじめとした犯罪を起こして刑に服したことがないことだ。
しかしよく考えてみたらこれは自制心などではなくただ単に事後への想像力が働き、刑務所生活への恐怖心が歯止めになっているだけな気もしてきた。

つまり自制心とは自分自身に不利益にならないようにするための必要要素でしかない。
想定外に女性を妊娠させないように心掛けるのも自制心だがこれも自分自身の不利益につながるためでもある。
自殺しないのも自分が可愛いからに他ならない。

現代で言う禁断の果実とは?

それは 『自由』 ではないか。

どんな金持ちでもどんな貧乏人でも24時間は同じ。
労働に約8時間(金持ちは金儲けの時間)、睡眠に約8時間、食事に約2時間とすると、残りは6時間しかない。
休日は労働がないので残りは約14時間になる。

この6時間や14時間の自由こそが禁断の時間である。
その時間に触れるものこそ禁断の実だ。
そこに私はこっち側であなたはあっち側などあり得ない。
全員が同じ場でしかない。
その場は、悪と善もなく男と女もなく金持ちと貧乏人もなく日本人も外国人もない。

キルケゴールの言質を信じるならば、愛するに値するものを愛してしまった人間に罪はない。
罪があるとすれば自己愛以外の愛を知ってしまったことにある。
それこそがまさにパンドラの箱だ。

男として生まれ異性を好きになる時、自己愛を超越したものがあるとの想いになるのは自然。
しかし相手が自己愛優先だった場合、男にとっての自己愛は置いてきぼりだ。
アルコールもそう。ギャンブルもそう。冒険もそう。仕事もそう。
それらを愛した時、自己愛はどこに行くのか。


仮に事業を行っていたとして忠実な部下をかばうが故に事業が傾きそうになる場合、経営者はどのような選択をするか。
私が知っている限りほとんどケースは部下を切り事業の継続・存続を優先する。
これはひとつの自己愛優先の例だろう。
恐らくその経営者が恋に落ちたとしても恋人より事業を優先させるはず。
仮に恋人を優先させる場合は自己愛のための交際になるのは必然。

子孫繁栄のためには異性への愛が必要なのは当然。しかし男にとっては自己愛による欲望の結果がたまたま生殖行為につながったと言えなくもない。
つまり男側の理屈では愛がなくても子供は作れることになる。

では、女側はどうなのだろう?
こればかりは想像するしかないが、愛がなくても欲望だけで男とそのような行為が出来るのだろうか。

私は恐らく、100人いれば上位5人に入る位様々な経験を積んできただろうと思えるが間違いとは思えない。
その私が思うに、いまだに愛せるのは 『自由』 と 『女性』 のふたつに尽きる。
自由であり続けるためには仕事もしないとならないしお金も時間も健康もいる。
その上で、自由な時空間の中、女性を愛するために旅を続けているのが実情だ。

別に今更格好つけても仕方がない。
それが結論なのだから。


難しく考える必要はない。 人は 『自由』 という禁断の果実をかじってしまい、 『異性への愛』 というパンドラの箱を開けたのだから。

自由でいるのか、異性を愛せているのか、自問自答すれば何かが見えてはこないか。

25日から浜名湖競艇場でSG笹川賞が始まる。
ギャンブルをすることレースを見ること。それは自由を行使することだ。
決して不自由になるためではない。
異性を愛するのもやめる必要は全くない。

自分を愛し、人を愛し、自由を愛する。そうでありたい。











posted by tetsukazu at 01:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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