2010年04月23日

デジタル思考について。

『ブール代数』 との用語はかなり前に世に出たものなので、それなりの大人は知っている言葉だろうが、デジタル時代(IT化)に乗り遅れている私には完全に理解するのが困難な基礎理論だ。
現在のパソコン等に始まる情報化時代の基礎を成すものとしても知られている。

1+1=2 と小学校で教えられたのは日本人なら共通する経験だろうが、『ブール代数』 の考え方を当てはめた場合は、1+1=1 との考え方になるとも言われる。
『ブール代数』 は別名 『論理代数』 と言われ、論理を数学的に扱うもので、真を「1」 偽を「0」として処理する方法をとる。
ただし、ある命題を処理する時には、 「AND(論理積)」 「OR(論理和)」 「NOT(論理否定)」 という3つの演算を基本とした 『論理演算』 を行う。
説明がどんどんわかり難くなりそうなので簡単にまとめてみる。

先に述べた 1+1=2 との教えは、最初の1と次の1が寸分も狂わずに同じ質量を持つものであるとの約束事のもとに成立しており、更にはリンゴ1個とリンゴ1個を足すと2個になるというような問題の場合は大きなリンゴ1個と小さなリンゴ1個を足した場合でも2個との答えが正解であり、厳密に言えば大きなリンゴ1個を数字の1の置き換えるとする概念からすれば小さなリンゴ1個を足したとしても2との答えにはならないはずなのにそれも2が正解であるとの約束事になってしまう。
数学は説明のつき易い学問のはずなのにその辺は曖昧のまま知識として植え付けられてしまう。
論理的思考を養うはずの学問なのに、細かいところの素朴なツッコミはスルーされる。

さて、1+1=1 の方の説明になるが、『ブール代数』 の理論からすると、左手に持つ(土・砂糖・塩など混ざり合うものなら何でも良い)砂粒状の物と右手に持つ砂粒状の物を両手で合わせ持った時、それは 砂粒1+砂粒1=2 ではなく、砂粒+砂粒=砂粒となる。 つまり 1+1=1 だ。
とにかく解は常に 1か0になる。
ただし、先に述べたように3つの演算を駆使して解に向かうので、入力する要素は複合的となる。

ANDを「かつ(且つ)」 ORを「または」 NOTを「〜でない」 とすればわかり易い。

1→真 0→偽 であるから、 砂糖(真) 且つ 塩(真) = 1  砂糖(真) 且つ 塩(偽) = 0   砂糖(偽) 且つ 塩(真) = 0  砂糖(偽) 且つ 塩(偽) = 0 となる。

同様に、 砂糖(真) または 塩(真) = 1  砂糖(真) または 塩(偽) = 1   砂糖(偽) または 塩(真) = 1  砂糖(偽) または 塩(偽) = 0 となる。

更に、 砂糖(真) でない = 0  砂糖(偽) でない = 1 となる。 塩も同様。


私は低レベルに理屈っぽいので話をすぐに低俗に一般化してしまうが、例えば好き同士の男女が常に一緒に行動した時、1+1 の値がどうなるのか興味が湧く。
人間(真) + 人間(真) の場合は 真人間 且つ 真人間 なので = も真人間。
しかし片方が 偽人間の場合はややこしくなる。
2人の間の合意事項が、どちらも真人間が前提の場合、片方が偽人間だと発覚した時は 0 になる可能性がある。
合意事項が、どちらかが真人間であれば良いとのことならば、少なくとも一方が真人間であれば 1 となる。

最後に、〜でない を当てはめるには単独の個人を例に出せば済む。
真人間 でない 場合は 0 偽人間でない場合は 1 である。

このようにデジタル的思考で物事を考えると(あくまで私の私見だが) 価値観は2通りで済む。
(真) か (偽) その2つだけである。

リンゴがリンゴとして存在するだけで1個と数えてもらえるのは、便宜上、手間を省略するための手段でしかなく、価値や結果を求める時には大した意味は成さない。
リンゴの価値をアナログ的思考で判断して良い時代はまだ1人の人格は人格として個人の個性が輝いていた。
しかし世の中がデジタル化する中、社会の中で個人が存在するにあたり、 1 or 0 として記号化され出しているとも言える。

つまり 使える奴→1 使えない奴→0 のように。
儲ける奴→1 損する奴→0 でもよい。

良いも悪いも世の中は進化している。
韓国とEUの間で自由貿易協定が調印されようとしている。
世界レベルで ON⇔OFF  1⇔0  への発想転換が必要になっている。
中途半端では生き残れない時代が既に来てしまったようだ。

この話の続きはまたの機会に…
 

  


posted by tetsukazu at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 私的本質論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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