2015年11月01日

賭け続ける男(急)第29話

体調面でアクシデントが生じたテツだけに、柄にもなくマサに連絡したようだ。

マサ‥珍しいっすね、俺を呼び出すなんて。

テツ‥まー今まで世話になったから挨拶だけでもしとかなな。

マサ‥えっ?もし何かあったのなら憎まれっ子世にはばかる理論から言うと、ゲームで言う『バグ』程度のもんでしょ。
俺にとっての反面教師に何かあったら猛抗議しますからね。

テツ‥あのな。心配してるんかしてないんかはっきりしてくれ。
最近、昔してた仕事の夢を見ることが多くなって来たんやけど、大概は困ってる俺を誰かが助けてくれる夢や。
嘘みたいな話やけど、お寺の息子に「仕事中のテツさんはどうしてそんな格好良いんですか?」と言われたことがあるんや。
もしそいつに今会ったら「どうしてそんな格好悪くなったんですか?」と言われるやろな。

とにかく入院する前にお前に感謝の気持ちだけは伝えたくてな。

マサ‥テツさんのそんな姿を見るのは久しぶりですが、俺は神様に感謝しますわ。
周囲が何を言おうと我を通して来たテツさんをそんな大人しくさせるなんてこっちが『天』に感謝します。

息子さんがもっと成長するまでくたばってる場合ではないですよ。
落ち込む気持ちは分かりますが、テツさんらしく天皇賞の予想をしてから『天罰』を受けて下さい。

テツ‥辛口のお言葉有り難くいただくわ。
当たらん予想でええなら披露するけど、東京芝1800と2000は枠順発表である程度運命が決まるよな。
その点、1番枠に入ったディサイファは、中日新聞杯と毎日王冠で内目の枠をこなせてるんで有利かな。
俺は四位は嫌いやけどこの馬とは人馬一体に見える。
調教も抜群みたいやしディサイファの複勝一点でいけるやろ。

マサ‥どもです。
では、憎まれっ子の早期復帰を祈ってます。



相当テンションが下がっているテツだが、息子の存在やマサの存在に救われているようだ。


posted by tetsukazu at 13:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。